今年の保養キャンプレポート byばぶさん  その8  保養キャンプを終えて

(7/25〜8/2)『2017 福島の子どもキャンプ in伊豆』というのが正式な名称のようですが、今回8泊9日の全日程にボランティア参加できた『ばぶさん(私)が見たもの感じたもの、そして考えたことなど』を徒然に綴っていきます。

◆命のバトンリレー

私を産んでくれた母は昭和2年(1927年)生まれ、今年の6月で満90歳になりました。90年も生きてるという事実はすごいと思います。私は1953年生まれですから今年の9月で64歳になります。「母は今年いくつになっただろうか」とふっと判らなくなることがしばしばありますが、そんなときには、『母は26歳で私を産んでいるから、自分の年齢に26を足せば…』と足し算をすると母の年齢が判ります。

1953年生まれの私、つまり、20世紀のまん中あたりに生まれた私が21世紀に生きているのです。

今年産まれる子は2017年生まれです。あと84年(84歳)生きれば22世紀まで生きていきますね。84年間は90年より短いです。私たちはせいぜいあと30年そこそこの寿命でしょう。

私が「保育」という仕事を通じて今向かい合っている目の前にいる3歳の子が、今の私と同じ年になるにはあと60年。さて60年後には原発事故の後始末はどこまで進んでいるでしょう?

22世紀に入っても残念ながら20世紀が生んだ「負の遺産」「核のゴミ」の始末「原発事故の後始末」の諸問題は存在し続けるでしょう。

問題解決に向かっては様々な人材が求められてきます。 

今、事故現場で稼働しているロボットよりももっとはるかに優秀で精密なロボットを開発設計できる科学者や、描かれた図面通りに寸分のたがいもなく製作できる技術者や職人や、出来上がったロボットを自分の身体の一部の如くに操作運転できるオペレーター、ロボットの異常を即座に見つけ出し正確なメンテナンスを不断なくできる整備士、事故現場で突発する緊急事態に対してこれを俯瞰して全体況を把握し的確な指示を各部署に出せる現場監督、日々の作業でくたびれ空腹をみたす食堂でおいしいご飯をとびっきりの笑顔で配膳できる人・・・・・。

子どもたち一人一人が、持って生まれた持ち前の特性や個性を磨きのばして様々なポストで力を発揮していける時代を思い描きます。

困難な状況の中でも、決して簡単に諦めたりしないで、粘り強くしぶとく生き抜き「原発事故」などの後始末の問題に立ち向かっていける感性はどのような子供時代のあそび体験の蓄積の中で育っていけるのだろうかなどと考えつつ『保養ネットよこはま』の保養キャンプの活動に加担しています。

                                                (終わり)